第143回早天祈祷会

Posted by on 1月 30, 2019 in 活動報告
第143回早天祈祷会

恒例「第143回早天祈祷会」開催される      
 校友会熊本県支部が実行委員会のメンバーになっている「熊本バンド結盟143周年記念早天祈祷会」が今年も1月30日早朝、厳寒のなか開催されました。
この会は明治9年(1876年)熊本市西部の花岡山山頂でキリスト教による救国を志し「奉教趣意書」を記して結盟を結んだ熊本バンドの青年らを偲び実施されるもので、当日は同志社関係者や信者、中・高校生ら約250名が集まりました。校友会からはこの日のためにわざわざ岐阜から帰ってきた校友はじめ10名以上の校友が参加しました。
 午前6時半、1965年同志社創立90周年を記念して寄贈された「奉教の碑」前で開会。讃美歌や聖書朗読、奨励、祈祷など清冽な空気の中実施されました。会終了後はたき火を囲んで手作りの暖かい豚汁をごちそうになりました。
 今回、大学からは2年に1度の参加の為、前夜祭・早天祈祷会ともに参列はありませんでしたが、来年はご参列いただく予定です。
 札幌バンド、横浜バンドと並び日本三大バンドの一つ熊本バンドは熊本洋学校教師ジェーンズから農業や英語、そしてキリスト教を学んだ35名の青年がその思いを「奉教趣意書」にまとめその後、創立早々の同志社に転校し卒業。明治のジャーナリスト徳富蘇峰や小崎弘道・海老名弾正など初期の同志社社長・総長などに数多くのメンバーを輩出し同志社のみならず日本の近代市民社会形成の上で大きな貢献をしました。
なお、熊本洋学校跡地のジェーンズ邸は3年前の熊本地震で崩壊しましたが、各国・全国の校友の温かいご支援で総額1500万円ものご寄附をいただき、その復興基金として熊本市に昨年3月寄贈いたしました。皆様のご厚意に感謝いたします。
  (文責 熊本県支部事務局長 1975年 経済卒 森永久)